麻雀の点数計算が難しく見えるのは、役、翻、符、親子、ロン・ツモという複数の条件を一度に考えようとするからです。「符計算が分からない」「30符3翻が何点か思い出せない」という場合も、確認順を固定すれば迷いにくくなります。

最初から計算式や点数表をすべて暗記する必要はありません。よく出る30符・40符と満貫以上を先に覚え、複雑な形では早見表を使いましょう。この記事では、一般的な四人打ちリーチ麻雀を前提に、牌姿を見ながら計算の流れを解説します。

1. 【結論】麻雀の点数計算は5ステップで考える

点数表を引くには、役、翻数、符、親子、和了方法の5つを確認します。牌をそろえてあがることを和了(ホーラ)と呼びます。数字だけを知りたいときは四麻と三麻の点数早見表が使えます。牌の種類やあがり形から確認したい場合は、先に麻雀初心者講座を読んでください。

  1. 役を確認する:ドラを数える前に、リーチや役牌などの役が一つ以上あるかを確かめます。ドラだけではあがれないためです。
  2. 成立した役の翻数を合計する:役ごとの翻数を足した後、ドラを加えます。翻数が一つ増えると基本点が倍になるため、役の個数ではなく翻数を数えます。
  3. 符を数える:和了方法、面子、雀頭、待ち形から符を足します。
  4. 親か子か確認する:同じ符・翻でも、親は子より高い点になります。
  5. ロンかツモか確認する:支払い倍率を当てはめ、支払う人ごとに100点単位へ切り上げます。

以下は、4人打ちリーチ麻雀の支払い方です。親のあがりは、子のあがりより高い点になります。ロンなら、あがり牌を捨てた一人が全額を支払います。ツモなら三人全員が分けて支払い、子があがったときは親がほかの子より多く払い、親があがったときは子三人が同じ額を払います。

基本点 = 符 × 2(翻+2)

子のロン:基本点 × 4 / 親のロン:基本点 × 6

計算を残すなら、「子のロン、3翻40符、基本点1,280、1,280×4=5,120、切り上げて5,200点」のように、条件と式を一行にまとめると検算しやすくなります。

2. 麻雀の点数は何で決まる?

和了点を決める要素は、役、翻、符、親子、和了方法の5つです。どれか一つだけでは最終点を確定できません。

要素意味
和了するための条件
役やドラによる点数倍率
手牌の形による基本点
親・子和了者の立場
ロン・ツモ和了方法と支払う人

最初に重要なのは、ドラ以外の役があるかです。役がなければ、ドラを何枚持っていても和了できません。役を確認して翻数と符数を出し、最後に親子とロン・ツモを当てはめます。

3. 「役」と「翻」の違い

完成形を面子ごとに分けたら、成立している役を一つ以上挙げます。ドラは翻数を増やしますが、ドラだけでは和了できません。リーチ、タンヤオ、役牌などを数えた後、採用ルールに従ってドラ、赤ドラ、裏ドラを加えます。裏ドラは通常、リーチして和了した場合だけ確認します。

他家の捨て牌を使わずに手を進めた状態を門前(メンゼン)、チーやポンなどで他家の牌を使った状態を副露(フーロ)と呼びます。リーチは門前だけで成立し、役牌は副露しても成立します。三色同順や混一色のように、鳴くと翻数が下がる役もあります。役ごとの翻数と鳴き条件はリーチ麻雀の役一覧で確認できます。

翻数
リーチ・タンヤオ・役牌・平和各1翻
七対子2翻
混一色門前3翻・副露2翻
清一色門前6翻・副露5翻

役の個数と翻数は同じとは限りません。七対子は一つの役で2翻、清一色は門前なら6翻です。また、ドラ・赤ドラ・裏ドラ・槓ドラは翻数を増やしますが、役ではありません。

役を確認する順番

手牌と鳴いた組を4面子1雀頭に分け、和了牌がどの組を完成させたかを見ます。次に門前か副露か、場風と自風、リーチや一発、海底などの局面条件を確認し、最後にドラ表示牌と赤牌を数えます。この順なら、ドラを役と間違えたり、鳴いて消えた役を数えたりしにくくなります。

4. 翻数の数え方

まず成立している役をすべて挙げ、役ごとの翻数を足します。最後にドラを加えるのが基本です。たとえば、リーチ1翻、タンヤオ1翻、平和1翻なら合計3翻です。

リーチ1翻+タンヤオ1翻+平和1翻=3翻

この手にドラが2枚あれば、合計は5翻になります。一般的なルールでは5翻は満貫なので、最終点を出すための符計算は不要です。ただし、役がない状態へドラ2枚だけを加えても和了できません。

5. 符とは?初心者向けに簡単に考える

一般的な計算は20符から始め、和了方法、刻子や槓子、役牌の雀頭、待ち形の符を足します。合計は最後に10符単位に切り上げます。順子には符が付きません。刻子より槓子、2から8の数牌より一九字牌、鳴いた刻子より手の中でそろえた刻子のほうが高い符になります。

20符+和了方法+面子+雀頭+待ち=合計符

たとえば合計が32符、34符、38符なら、いずれも40符へ切り上げます。例外を除き、1の位を切り捨てることはありません。

6. 符計算早見表

符の要素中張牌么九牌確認事項
副底20符通常形の出発点
明刻2符4符ロン牌で完成した刻子は明刻扱い
暗刻4符8符自力でそろえた刻子
明槓8符16符大明槓または加槓
暗槓16符32符手牌内4枚で宣言
雀頭役牌なら2符三元牌、場風、自風
待ち2符単騎、嵌張、辺張。両面と双碰は0符
和了方法門前ロン10符、ツモ2符例外は通し例の後で確認

中張牌は2〜8の数牌、么九牌は一・九・字牌です。順子には基本的に符がつきません。表をすべて一度に暗記するより、「刻子より槓子」「中張牌より么九牌」「明刻より暗刻のほうが高い」と関係で覚えると整理しやすくなります。

7. 和了方法につく符

門前の手をロンすると10符、ツモ和了には基本的に2符がつきます。ポンやチーをした手のロンには、門前ロンの10符はつきません。また、平和ツモは例外として20符固定で、ツモの2符を加えません。

8. 刻子につく符

同じ牌3枚の組を刻子といいます。ポンした刻子や、ロン牌で完成した刻子は明刻として扱い、自分の手牌だけでそろえた暗刻より符が低くなります。

種類2〜8一九字牌
明刻2符4符
暗刻4符8符

9. 槓子につく符

同じ牌4枚を使う槓子は刻子より高い符になります。明槓の中張牌は8符、么九牌は16符、暗槓ならそれぞれ16符と32符です。暗槓した一・九・字牌は32符と大きいため、見落とすと点数が変わりやすい部分です。

10. 雀頭につく符

白・發・中の三元牌、自風牌、場風牌を雀頭にすると2符がつきます。数牌や、その局で役牌にならない風牌の雀頭は0符です。自風と場風が同じ連風牌の雀頭を2符とするか4符とするかはルール差があるため、卓の規定を確認してください。

11. 待ちにつく符

単騎待ち、嵌張待ち、辺張待ちは2符です。両面待ちと双碰待ちそのものには符がつきません。ただし、双碰待ちをロンして刻子を完成させた場合、その刻子は明刻として符を数えます。

待ち
単騎・嵌張・辺張2符
両面・双碰0符

12. 符計算には覚えておきたい例外がある

パターン
平和ツモ20符固定
七対子25符固定
平和ロン30符
食い平和形30符

七対子の25符は30符へ切り上げません。副露した手で20符以外の加符がない「食い平和形」は、一般的に30符として扱います。例外を先に分けておくと、通常の符計算が楽になります。

13. 麻雀の点数計算式

満貫未満の基本点は、符と翻から次の式で求めます。

基本点=符×2(翻+2)

30符3翻なら、30×25=30×32=960です。この基本点に、子のロンは4、親のロンは6を掛けます。子のツモは親が基本点×2、ほかの子が基本点×1ずつ、親のツモは子3人が基本点×2ずつ支払います。

次の表は、4人打ちリーチ麻雀の支払い方です。同じ基本点でも親の点数は子より高く、ロンは放銃した一人が全額を払い、ツモは三人が分けて払います。この違いを基本点に掛ける倍率で表します。

あがり者ロンあがりの支払いツモあがりの支払い
放銃者が基本点 × 4親が基本点 × 2、ほかの子2人が基本点 × 1ずつ
放銃者が基本点 × 6子3人が基本点 × 2ずつ

各支払額は100点単位に切り上げます。子のツモなら、親の支払額と子一人あたりの支払額を別々に計算してから切り上げます。基本点が960点なら、子の960点は1,000点、親の1,920点は2,000点となるため、「1,000、2,000」と申告します。

切り上げるのは、倍率を掛けた後の支払額です。基本点960点を先に1,000点に切り上げると、子のロンを4,000点としてしまいますが、正しくは960×4=3,840を切り上げた3,900点です。

14. 【具体例】30符3翻は何点?

4人打ちで本場と卓上のリーチ棒がなく、子が門前でリーチし、タンヤオと平和も成立した手をロンしたとします。ドラはありません。リーチ1翻、タンヤオ1翻、平和1翻なので、成立した役の翻数は合計3翻です。

横にスワイプして牌姿全体を確認

二萬 三萬 四萬 三萬 四萬 五萬 四筒 五筒 六筒 六索 七索 八索の和了牌 五筒 五筒
リーチ1翻 + タンヤオ1翻 + 平和1翻
副底20符 + 門前ロン10符
答え子のロン 3,900点
8索をロンした完成形です。4組はすべて順子で、5筒の雀頭は役牌ではありません。67索の両面待ちなので待ちの符も付かず、門前ロンの10符だけを加えます。

この手はすべて順子で、雀頭は役牌ではなく、両面待ちです。そのため、符は副底20符と門前ロン10符だけで合計30符になります。基本点は「30 × 23+2 = 30 × 32 = 960」です。子のロンは960×4=3,840を100点単位に切り上げるため、支払額は3,900点です。

同じ30符3翻でも、親子とロン、ツモが変われば支払額も変わります。比較すると次の表になります。

条件計算支払い
子のロン960×4=3,8403,900点
子のツモ子960、親1,920を個別に切り上げ1,000、2,000点
親のロン960×6=5,7605,800点
親のツモ各自960×2=1,9202,000点オール

子ロンなら960×4=3,840を3,900に切り上げます。子ツモでは、子二人の960をそれぞれ1,000に、親の1,920を2,000に切り上げ、受取総額は4,000点です。親ロンなら960×6=5,760を5,800に、親ツモなら各人の1,920を2,000に切り上げます。

点数表では「30符3翻」の欄だけでなく、親子とロン、ツモの違いも見ます。ツモは一人ずつ支払額を切り上げるため、受取総額が基本点に単純な総倍率を掛けた値と一致しないことがあります。

15. まず覚えたい30符の点数

30符は実戦で頻出するため、最初にロン点から覚えると便利です。子は1,000・2,000・3,900・7,700、親は1,500・2,900・5,800・11,600と並びます。

翻数子ロン親ロン
1翻1,000点1,500点
2翻2,000点2,900点
3翻3,900点5,800点
4翻7,700点11,600点

16. 40符の点数

40符のロン点は、子が1,300・2,600・5,200、親が2,000・3,900・7,700です。40符4翻は基本点が上限に達するため満貫になります。

翻数子ロン親ロン
1翻1,300点2,000点
2翻2,600点3,900点
3翻5,200点7,700点
4翻8,000点(満貫)12,000点(満貫)

17. 50符以上の点数はどう覚える?

50符、60符、70符以上まで、最初からすべて暗記する必要はありません。まず30符・40符と満貫以上を覚え、符の大きい手は点数表を使いましょう。実戦で出会った点数を一つずつ確認するほうが、数字だけを丸暗記するより定着しやすくなります。

18. 満貫以上は符計算がほぼ不要

5翻は符にかかわらず満貫です。4翻40符以上、3翻70符以上も基本点が上限へ達するため満貫になります。満貫以上は、翻数ごとの固定点を使います。

区分翻数の目安子ロン親ロン
満貫5翻など8,000点12,000点
跳満6〜7翻12,000点18,000点
倍満8〜10翻16,000点24,000点
三倍満11〜12翻24,000点36,000点
役満役満役32,000点48,000点

子のツモは、満貫なら2,000・4,000、跳満なら3,000・6,000、倍満なら4,000・8,000、三倍満なら6,000・12,000、役満なら8,000・16,000です。親ツモは順に4,000、6,000、8,000、12,000、16,000オールとなります。

19. 子と親で点数はどれくらい違う?

親の点数は、同じ符・翻の子と比べておおむね1.5倍です。30符3翻なら子3,900点に対して親5,800点、満貫なら子8,000点に対して親12,000点です。親番では和了時の利益が大きい一方、親へ放銃したときの失点も大きくなります。

20. ロンとツモでは支払い方が違う

ロンは、和了牌を捨てた放銃者が全額を支払います。子のツモでは親が子の2倍を払い、親のツモでは子3人が同額を払います。和了者が受け取る合計点だけでなく、誰がいくら払うかまで確認しましょう。

21. 100点単位への切り上げで間違えない

基本点を先に切り上げてはいけません。倍率を掛けた後の支払額を、支払う人ごとに100点単位へ切り上げます。

960×4=3,840 → 3,900点

誤り:960を1,000へ切り上げてから×4=4,000点

ツモでは親と子の支払額を別々に計算し、それぞれ切り上げます。「最後に、一人ずつ切り上げる」と覚えてください。

22. 平和の点数計算

平和は1翻役で、符計算に特徴があります。いずれも4人打ち、本場と供託なし、和了者は子、ドラなしの例です。

平和の門前ツモは20符固定

横にスワイプして牌姿全体を確認

一萬 二萬 三萬 四萬 五萬 六萬 七筒 八筒 九筒 六索 七索 八索のツモ和了牌 五筒 五筒
平和1翻 + 門前清自摸和1翻
20符固定
答え子400点、親700点
8索をツモした両面待ちの平和です。平和ツモではツモの2符を加えず、20符固定として計算します。

平和1翻と門前清自摸和1翻で20符2翻です。子のツモなら、子が400点ずつ、親が700点を支払います。一方、平和を門前ロンした場合は門前ロンの10符が加わり、30符として計算します。

23. 七対子の点数計算

七対子は7組の対子で作る2翻役です。通常の面子、雀頭、待ちの符は足さず、25符固定として計算します。

横にスワイプして牌姿全体を確認

二萬 二萬 四萬 四萬 三筒 三筒 五筒 五筒 六索 六索 八索 八索 中 中の和了牌
七対子2翻
25符固定
答え子のロン1,600点
中をロンして7種類の対子がそろいました。七対子は通常の面子や待ちの符を足さず、25符固定で計算します。

この牌姿は七対子2翻、25符です。子のロンなら基本点は25×24=400、400×4=1,600点になります。25符を30符へ切り上げない点に注意してください。

24. 鳴いた手の点数計算

鳴いた手との違いを理解するため、まず門前ロンの平和を確認します。門前ロンでは10符がつくため、平和でも30符になります。

平和の門前ロンは30符

横にスワイプして牌姿全体を確認

一萬 二萬 三萬 四萬 五萬 六萬 七筒 八筒 九筒 六索 七索 八索の和了牌 五筒 五筒
平和1翻
副底20符 + 門前ロン10符
答え子のロン1,000点
8索をロンした平和です。順子、役牌ではない雀頭、両面待ちには追加符がないため、門前ロンの10符を加えた30符になります。

役牌をポンしたロンは明刻の符を足す

横にスワイプして牌姿全体を確認

一萬 二萬 三萬 四筒 五筒 六筒 六索 七索 八索の和了牌 二萬 二萬 ポン ポンした白 ポンした白 ポンした白
役牌1翻
副底20符 + 白の明刻4符 → 30符
答え子のロン1,000点
白をポンした明刻には4符が付きます。副露したロンには門前ロンの10符を付けず、20符と4符の24符を10符単位に切り上げて30符にします。
符と翻基本点支払点
平和の門前ツモ20符2翻20×24=320400、700点
七対子のロン25符2翻25×24=4001,600点
平和の門前ロン30符1翻30×23=2401,000点
役牌をポンしたロン30符1翻30×23=2401,000点

役牌をポンした例は、20符に一九字牌の明刻4符を足した24符を、30符へ切り上げます。副露するとリーチは成立せず、混一色など一部の役は翻数が下がります。門前ロンの10符もつかないため、残った役と面子の符を数え直します。

符計算の例外

副露した手で20符以外の加符がない食い平和形は、30符として扱います。平和ツモは、一般的な計算ではツモ2符を付けず20符です。七対子は25符固定で、10符単位に切り上げません。連風牌の雀頭を2符とするか4符とするかはルールによって異なるため、卓の得点表を優先します。

25. 本場があるときの点数計算

本場は親の連荘や流局に応じて増える数で、翻や符には加えません。一般的な四人打ちでは、1本場につきロンなら放銃者が300点、ツモなら3人が各100点を追加します。まず通常点を出し、その後に本場分を加えます。

2本場で5,200点のロン:5,200+600=5,800点

本場の加算額はルールによって異なる場合があります。点数表の数字そのものを変えるのではなく、通常点と本場分を分けて記録すると混乱しません。

26. リーチ棒・供託はどう計算する?

リーチを宣言した人が卓上に出した1,000点棒を供託と呼びます。供託は翻や符に影響せず、通常の和了点とは別に和了者が受け取ります。放銃者が和了点に加えて供託分を新たに支払うわけではありません。

複数人が同時にロンした場合の供託や本場の扱いはルールによって異なります。頭ハネ、ダブロン、トリプルロンの有無も含め、その卓の規定を優先してください。

本場、供託、複数和了は卓の規定を優先

本場の加算額、供託の受取人、ダブロン時の処理、親の連荘条件はルールによって変わります。別の大会やサービスで打つときは、その場のルール表を確認してください。

27. 切り上げ満貫とは?

30符4翻と60符3翻は、通常計算では子ロン7,700点、親ロン11,600点です。これらを子8,000点・親12,000点の満貫として扱うルールが「切り上げ満貫」です。

採用していないルールでは通常点のままなので、対局前の確認が必要です。Mリーグを含め、競技やサービスごとに採用状況を確認し、自分の点数表へ別ルールを混ぜないようにしましょう。

28. 数え役満・ダブル役満などはルールによって違う

役の合計が13翻以上になった手を数え役満とするか、三倍満までとするかはルールによって異なります。四暗刻単騎や国士無双十三面待ちなどをダブル役満にするか、役満同士が複合したときに加算するかにも違いがあります。

これらは通常の点数表へ一律に書き込まず、「数え役満あり」「ダブル役満なし」のようにローカルルールとして管理してください。

29. 三人麻雀の点数計算は四麻と同じ?

役・翻・符の基本的な考え方は四麻と共通することが多い一方、ツモ時の支払い人数は2人です。ツモ損あり・なし、北抜き、点数の丸め方などによって、実際の支払額が変わります。

三麻には一つに統一された点数計算ルールがありません。四麻のツモ表をそのまま使わず、プレイするサービスや雀荘の三麻専用点数表を確認してください。半荘終了後の精算は三麻の収支計算・管理で詳しく解説しています。

30. 点数計算を早く覚えるコツ

最初から全点数を暗記する必要はありません。まず満貫以上の固定点、次に頻出する30符、40符、最後に平和ツモと七対子の例外を覚えます。50符以上は点数表を使いながら、実戦で出たものから増やしていけば十分です。

和了するたびに「何の役で何翻か」「符はどこについたか」を声に出すか記録すると、結果だけを暗記するより理解が深まります。牌姿を見て自分で計算し、点数表や計算ツールで答え合わせする反復が効果的です。

31. 初心者が最初に覚える点数一覧

条件子ロン親ロン
30符1翻1,0001,500
30符2翻2,0002,900
30符3翻3,9005,800
30符4翻7,70011,600
40符1翻1,3002,000
40符2翻2,6003,900
40符3翻5,2007,700
満貫8,00012,000
跳満12,00018,000
倍満16,00024,000
三倍満24,00036,000
役満32,00048,000

この表はロン点の入口です。ツモ点や50符以上を含む完全な一覧は、四麻と三麻の点数早見表を利用してください。

32. 点数計算でよくある間違い

  • ドラを役として扱い、役なしの手を和了できると考える
  • 門前ロン、ツモ、待ち形の符を見落とす
  • 暗刻と明刻、么九牌と中張牌の符を取り違える
  • 親と子、ロンとツモの支払い倍率を取り違える
  • ツモの各支払いを個別に100点単位に切り上げていない
  • 本場や供託を和了点の計算途中に混ぜる

ほかにも、平和ツモへ2符を足す、七対子を30符へ切り上げる、鳴いて下がった翻数を門前時のまま数える、基本点を先に100点単位へ切り上げるといった間違いがあります。本場と供託も翻・符には含めません。

33. 和了したときの点数計算チェックリスト

  1. ドラ以外の役があるか
  2. 門前か副露か
  3. 成立している役は何か
  4. 役だけで合計何翻か
  5. ドラ・赤ドラ・裏ドラは何枚か
  6. 平和や七対子などの特殊形か
  7. 門前ロンかツモか
  8. 刻子・槓子はあるか
  9. 一九字牌か中張牌か
  10. 役牌の雀頭があるか
  11. 待ちに符がつくか
  12. 合計何符か
  13. 親か子か
  14. ロンかツモか
  15. 支払者ごとに100点単位へ切り上げたか
  16. 本場はいくつか
  17. 供託リーチ棒はあるか

点棒を動かす前にこの順で確認すれば、役・翻・符・支払いのどこで間違えたかを追いやすくなります。和了点と半荘終了後の収支は別物なので、精算は麻雀の収支計算方法で確認してください。

34. 麻雀の点数計算についてよくある質問

麻雀の点数はどうやって計算しますか?

ドラ以外の役を確認し、翻と符を数えます。その後、親か子か、ロンかツモかに応じた倍率を掛け、支払額を100点単位へ切り上げます。

翻とは何ですか?

役やドラの価値を示し、基本点の倍率を決める単位です。翻が一つ増えると、満貫の上限へ達するまでは基本点が倍になります。

符とは何ですか?

和了方法、刻子・槓子、雀頭、待ちなど、手の形につく基本点です。通常形は20符から数えます。

符計算は必ず必要ですか?

5翻以上など、満貫以上が翻数だけで確定する場合は最終点を出すための符計算は不要です。

30符3翻は何点ですか?

子ロン3,900点、子ツモ1,000・2,000点、親ロン5,800点、親ツモ2,000点オールです。

40符3翻は何点ですか?

子ロン5,200点、子ツモ1,300・2,600点、親ロン7,700点、親ツモ2,600点オールです。

30符4翻は何点ですか?

通常は子ロン7,700点、親ロン11,600点です。切り上げ満貫を採用するルールでは、それぞれ8,000点と12,000点になります。

何翻から満貫ですか?

5翻は符にかかわらず満貫です。4翻40符以上、3翻70符以上も満貫になります。

満貫は何点ですか?

子ロン8,000点、子ツモ2,000・4,000点です。親ロンは12,000点、親ツモは4,000点オールです。

親の満貫は何点ですか?

ロンなら12,000点、ツモなら子3人が4,000点ずつ支払います。

跳満は何点ですか?

子ロン12,000点、親ロン18,000点です。一般的に6〜7翻が跳満になります。

倍満は何点ですか?

子ロン16,000点、親ロン24,000点です。一般的に8〜10翻が倍満です。

三倍満は何点ですか?

子ロン24,000点、親ロン36,000点です。一般的に11〜12翻が三倍満です。

役満は何点ですか?

子ロン32,000点、親ロン48,000点です。ツモなら子は8,000・16,000点、親は16,000点オールです。

七対子は何符ですか?

25符固定です。通常の符を足さず、30符へも切り上げません。

平和ツモは何符ですか?

20符固定です。一般的な符計算のツモ2符は加えません。

門前ロンは何符増えますか?

門前の手をロンすると10符加えます。ポンやチーをした副露手にはつきません。

ドラだけで和了できますか?

できません。ドラは成立役の翻数を増やす加点要素です。リーチ、役牌、タンヤオなど、ドラ以外の役を一つ以上確認してからドラを数えます。

ロンとツモで点数は変わりますか?

符・翻が同じでも支払い方が変わります。ロンは放銃者が全額、ツモはほかの3人が分けて支払います。

親と子でどれくらい点数が違いますか?

親の点数は同条件の子のおおむね1.5倍です。満貫なら子8,000点、親12,000点となります。

100点単位の切り上げはいつしますか?

基本点へ親子・ロンツモの倍率を掛けた後です。ツモは支払う人ごとの金額を個別に切り上げます。

本場は点数にどう加えますか?

通常点を確定した後に加えます。一般的な四麻では、1本場につきロン300点、ツモは各家100点の追加です。

リーチ棒は誰が払いますか?

リーチ宣言者が先に1,000点を卓上へ供託しています。和了者が卓上から受け取るため、放銃者が追加で払うものではありません。

切り上げ満貫とは何ですか?

30符4翻や60符3翻を、通常の7,700点ではなく8,000点の満貫として扱うルールです。採用の有無を確認してください。

三麻の点数計算は四麻と同じですか?

役・翻・符の考え方は共通することが多いものの、ツモの支払い人数やツモ損、北抜きなどが違います。三麻専用のルール表を確認してください。

35. まとめ|麻雀の点数計算は「翻と符」を出してから親子・ロンツモを確認する

麻雀の点数は、まずドラ以外の役があるかを確認し、役の翻数とドラを合計します。通常形の符は20符から始め、門前ロン、ツモ、刻子・槓子、役牌の雀頭、待ち形の符を加え、原則として10符単位へ切り上げます。

平和ツモは20符、七対子は25符固定です。親は子より点数が高く、ロンは放銃者が全額、ツモは複数人が分けて支払います。倍率を掛けた後の金額を、支払者ごとに100点単位へ切り上げてください。

最初は30符・40符と満貫以上から覚え、50符以上や例外は点数表で確認すれば十分です。本場と供託は通常点の確定後に処理します。和了点と半荘終了後の収支は別物なので、最終的な損益は麻雀の収支計算方法で確認してください。

参考資料とルールの適用範囲

本記事の計算例は、条件を明記した4人打ちリーチ麻雀の例です。参照資料は、それぞれの団体や大会が定めたルールであり、内容は同一ではありません。切り上げ満貫、数え役満、本場、供託、複数和了などは、対局する卓の規定を優先してください。資料確認日:2026年8月27日。