まずは、ここから

三麻は、
卓のルールから確認。

使う牌や北の扱い、ツモの支払いなど、四麻との違いや卓ごとに変わるルールを整理しましょう。

押さえておきたい3つのポイント

  • 使用牌と北の扱い萬子の2〜8や抜きドラを確認する
  • ツモ時の支払いツモ損あり・なしをそろえる
  • 持ち点・ウマ開始点と順位点を決める
三麻と四麻の違いを読む
三麻ルール一覧のイメージ図。正確な数値・条件は本文を参照。 図解を拡大して読む ↗

1. 四麻との違いと使う牌

三麻のルールは四麻と何が違う?

三麻では北家がなく、東家・南家・西家の3人で対局します。代表的なルールでは萬子の2~8を抜き、チーを禁止するため、使う牌と鳴き方が四麻とは異なります。ツモアガリの支払者も3人から2人へ減るので、ツモ損の有無を決めなければなりません。

項目四人麻雀三人麻雀でよくある設定
人数4人3人
座席東南西北東南西
使用牌136枚萬子2~8を抜いた108枚が代表的
チーありなしが一般的
ポン・カンありあり
北家の自風にもなる抜きドラ・共通役牌など
ツモ3人から受け取る2人から受け取る
ツモ損通常意識しないあり・なしで受取点が変わる
順位1~4位1~3位
平均順位の基準2.502.00
ウマ4人分3人分

ただし、上表は代表例です。三麻には「これが絶対」という共通設定がなく、雀荘、サービス、地域、仲間内で異なります。対局前には少なくとも、北、ツモ損、持ち点と返し点、ウマとオカ、本場・飛び・複数和了を確認しましょう。

三麻ではどの牌を使う?

四麻は34種類を4枚ずつ、合計136枚使います。代表的な三麻では萬子の2~8を各4枚、合計28枚抜くため、136枚から28枚を引いた108枚で遊びます。一萬と九萬は残し、筒子・索子の1~9と字牌もすべて使います。

三麻でも使う一萬 代表的な三麻では抜く二萬 代表的な三麻では抜く三萬 代表的な三麻では抜く四萬 代表的な三麻では抜く五萬 代表的な三麻では抜く六萬 代表的な三麻では抜く七萬 代表的な三麻では抜く八萬 三麻でも使う九萬
代表的な三麻では一萬と九萬だけを残し、萬子の2~8を使いません。牌構成が異なるルールもあるため、卓の案内を優先してください。
種類代表的な三麻での使用
一萬
二萬~八萬×
九萬
筒子1~9
索子1~9
東南西北・白發中

牌の種類が少ない分、手牌がまとまりやすく、混一色・清一色や字牌を使う手が発生しやすくなります。北抜きドラも加わるルールでは打点が上がりやすく、四麻より展開が速くなりがちです。

三麻ではチーができない?

三麻はチーなしが代表的です。チーは上家の捨て牌を使って順子を作る鳴きですが、三麻では禁止されることが多く、順子は基本的に自力でそろえます。ポンとカンは一般に認められます。

鳴き三麻で一般的な扱い
チーなし
ポンあり
大明槓・加槓・暗槓あり

チーをなくすことで鳴きの機会を調整し、少ない牌種でもゲームのバランスを取る考え方があります。ただし、チーありの三麻も存在します。「三麻だから絶対にチー禁止」と決めつけず、対局ルールを確認してください。

2. 北抜き・役牌とツモ損を確認する

三麻で最も重要な「北」のルール

三麻では北家がいないため、北の役割を別に決めます。代表的なのは、手牌から公開してドラにする「抜きドラ」、3人全員の役牌、通常の風牌として扱う方法です。

北
北は抜きドラ、3人共通の役牌、通常の風牌など、卓によって役割が変わります。
北の扱い内容
抜きドラ手牌から抜き、ドラとして数える
共通役牌3人全員にとって役牌にする
通常の風牌一般的な字牌として扱う
特殊ドラ卓独自の条件で価値を付ける

北抜きでは、引いた北を公開し、手牌から外したうえで補充牌を引く方法が代表的です。抜いた北は1枚につきドラ1枚として数えることが多く、4枚抜けばドラ4枚になるルールもあります。

ただし、北をいつ抜けるか、手牌に残せるか、残した北が役牌になるか、ポンやカンができるか、国士無双で使えるか、抜いた直後のツモを嶺上開花とするか、抜いた北にロンできるかなどは卓ごとに異なります。「北抜きあり」という確認だけで済ませず、これらを個別に確認しましょう。

確認項目設定例
北抜きあり・なし
抜いた北1枚につきドラ1枚
手牌での使用可・不可
手牌に残した北共通役牌・通常風牌
ポン・カン可・不可
国士無双手牌使用可など
抜いた直後のアガリ嶺上扱い・通常ツモ
抜いた北へのロン可・不可

「北抜きあり」と「北が役牌」は別ルール

北抜きと、北を役牌にすることは別の設定です。北抜きを採用する三麻でも、手牌に残した北は役牌にならない場合があります。反対に、北を抜かず、3人全員の役牌として使う三麻もあります。

SEGA MJの三麻は、北を抜きドラにせず、3人共通の役牌として扱う例です。このように三麻だからといって必ず北を抜くわけではありません。「北あり」という短い表現では設定を特定できないため、抜くのか、手牌で使うのか、役になるのかを分けて共有します。

三麻の「ツモ損」とは?

四麻で子が満貫をツモると、親が4,000点、子2人が2,000点ずつ支払い、和了者は合計8,000点を受け取ります。三麻には北家がいないため、四麻と同じ分担をそのまま当てはめると、支払者が1人減ります。

四麻の子の満貫ツモ

親4,000点+子2,000点+子2,000点=合計8,000点

この「いない1人分」を受け取れないままにするか、残る2人へ振り分けるかを決めるのがツモ損ルールです。三麻の点数で最も間違いやすい部分なので、対局前に必ず確認します。

ツモ損ありとツモ損なしの違い

ツモ損ありでは、北家が払うはずだった分を補いません。子の満貫ツモなら親4,000点、子2,000点の合計6,000点となり、ロンの満貫8,000点より受取点が少なくなります。

ツモ損なしでは、和了者が満貫相当の合計8,000点を受け取れるよう、北家分を残る2人へ加えます。ただし、ツモ損なしにも複数の配分方法があります。

方式親の支払い子の支払い受取合計
ツモ損あり4,0002,0006,000
北家分を振り分ける例5,0003,0008,000
均等払いの例4,0004,0008,000

親のツモや満貫未満の手でも、採用方式と端数処理によって支払いが変わります。「ツモ損なし」とだけ決めず、親子の配分と100点単位の切り上げ方まで共有しましょう。ツモの価値が変わるため、リーチ判断や押し引きにも影響します。

三麻の点数計算は四麻と違う?

役・翻・符から基本点を求める考え方や、ロン点は四麻と同じ場合が多いです。大きく変わるのはツモ時で、ツモ損あり・なし、均等払い、端数処理によって各家の支払額が変わります。

また、北抜きドラや赤牌が多いルールでは高打点が出やすくなります。一般的な四麻の点数表だけで精算せず、その卓専用の三麻ツモ点数表を確認しておきましょう。具体的な早見表は麻雀の点数表|四麻・三麻の点数計算早見表で確認できます。

メモ雀で実践:決めた三麻ルールで記録を始める →

3. 持ち点・ウマ・オカ・本場を決める

三麻の持ち点は何点?

三麻の持ち点は統一されておらず、25,000点、30,000点、35,000点、40,000点などが採用されます。35,000点持ちもよく見かけますが、すべての三麻に共通する標準ではありません。

持ち点が多いほど同じ失点でも飛びにくくなり、オーラスの順位条件も変わります。オンライン麻雀ではサービスやモードごとに設定が異なるため、対局画面や公式ルールで確認しましょう。

三麻の返し点とは?

持ち点は開始時の点数、返し点は対局終了後の精算基準です。35,000点持ち40,000点返しなら、各プレイヤーは40,000点を基準に素点を計算します。

開始点と返し点の差をオカとして精算する場合、5,000点の差を3人分合わせた15,000点、つまり1,000点=1ポイントなら15ポイントがオカになります。

(40,000点-35,000点)×3人=15,000点=15ポイント

開始点と返し点を同じにして、オカを設けない三麻もあります。持ち点と返し点は必ずセットで記録してください。

三麻のウマ(順位点)はどう決める?

三麻は1位・2位・3位の3人分でウマを設定します。分かりやすいのは、合計を0にするゼロサム方式です。

順位ウマ例
1位+20
2位0
3位-20
合計0

+30・0・-30や、2位もマイナスになる配分など、設定はさまざまです。四麻の「10-20」などをそのまま流用せず、3順位すべての値を決めましょう。ウマが大きいほど素点より順位の価値が高まります。

三麻のオカとは?

オカは、持ち点と返し点の差から生まれる精算ポイントです。三麻では3人分の差を計算し、トップにまとめて加えるルールがよくあります。

35,000点持ち40,000点返しならオカは15ポイントです。ただし、開始点と返し点が同じ、または差を別の方法で処理する場合はオカがありません。詳しい収支の流れは麻雀の収支計算で解説しています。

三麻の本場は何点?

四麻では1本場300点が代表的ですが、三麻では600点や1,000点など幅があります。本場は通常の和了点を出した後に加算します。

ロンなら放銃者が本場分をまとめて支払うのか、ツモなら2人がいくらずつ支払うのかも決めます。ツモ損の方式と本場の分担が別々に設定されることもあるため、「1本場○点」だけでなく支払い方まで確認します。

三麻のノーテン罰符

山がなくなって流局したとき、テンパイ者とノーテン者の間で移動する点数がノーテン罰符です。場3,000点、場2,000点、罰符なしなどのルールがあります。

場3,000点なら、1人テンパイではノーテンの2人が1,500点ずつ支払い、2人テンパイではノーテンの1人がテンパイ者へ1,500点ずつ支払う形が考えられます。ただし配分もルールに従います。テンパイ連荘の有無にも関わるので、流局処理と一緒に確認しましょう。

4. 連荘・終局・複数ロンを決める

三麻の連荘ルール

親がアガった場合だけ連荘するアガリ連荘と、流局時に親がテンパイしていても連荘するテンパイ連荘があります。親がノーテンなら親流れとするのが一般的ですが、例外もあります。

オーラスでは、親がトップでアガったとき終了できるアガリやめ、流局してトップの親がテンパイなら終了できるテンパイやめも確認します。任意終了か自動終了かでも戦略が変わります。

三麻の飛び(トビ)ルール

持ち点が一定以下になると対局を終了するルールが飛びです。0点未満で終了、0点ちょうどでも終了、飛びなしなどがあります。

飛ばした人にトビ賞を付ける場合や、箱下の点数をそのまま精算する場合もあります。開始点が25,000点か35,000点かによって飛びやすさも変わるため、持ち点、終了条件、トビ賞、箱下精算をまとめて確認します。

ダブロン・頭ハネはどうする?

三麻でも、1人の捨て牌に対して残る2人が同時にロンできる場面があります。両方の和了を認めるのがダブロン、放銃者からツモ順が近い1人だけを和了者にするのが頭ハネです。

ダブロン時のリーチ供託や本場を誰が受け取るか、どちらかの和了で放銃者が飛んだ場合にもう一方の和了も精算するか、親の連荘判定をどうするかまで決めておくとトラブルを防げます。

三麻の途中流局ルール

九種九牌や四開槓など、局の途中で流局する条件も確認します。四風連打は北家がいない三麻にそのまま当てはめられず、採用しないルールが一般的です。3人全員のロンに当たる三家和も起こりません。

途中流局のルール自体を減らしている三麻もあります。途中流局時に親が続くか、本場や供託がどうなるかも、名称だけでなく処理まで共有しましょう。

5. 赤ドラ・祝儀とサービス別の設定

赤ドラ・金牌・祝儀などのローカルルール

三麻では赤五筒・赤五索、金牌、華牌、北抜き祝儀、一発・裏ドラ祝儀、役満祝儀などが採用されることがあります。萬子2~8を使わないルールでは五萬自体がないため、赤五萬も使えません。

祝儀はゲームポイントと別に精算され、実収支への影響が大きくなることがあります。対象牌、門前限定か、ロンとツモの支払者、1枚の価値を具体的に決めてください。

三麻で採用されることがある特殊ルール

五筒・五索をすべて赤にする、北を抜くたびに祝儀を付ける、規定点に届かなければ返り東・返り南へ進む、箱下も精算する、焼き鳥やトビ賞を付けるなど、三麻には多くの特殊ルールがあります。

数え役満、ダブル役満、人和、流し満貫の扱いも卓によって異なります。特殊ルールは「いつもの三麻」という一言で済ませず、ルール表へ一つずつ書きましょう。

オンライン三麻もサービスによってルールが違う

オンライン麻雀にも共通の三麻ルールはありません。サービスだけでなく、東風戦・半荘戦、大会、段位戦などのモードによって条件が変わることもあります。

SEGA MJの公式ルールでは、萬子2~8を使わず、チーなし、北は3人共通の役牌です。北抜きではなく、ツモ時は北家分を残る2人で折半して端数を切り上げます。35,000点持ち40,000点返し、順位ウマ+20・0・-20、アガリ連荘を採用しています。

一方、麻雀格闘倶楽部の公開ルールでは、25,000点開始、チーなし、ツモは親子に関係なく2人の均等払い、本場600点、順位点+3・0・-3などが示されています。同じ「三麻」でも設定は異なるため、ゲームを変えたらルールも確認しましょう。

6. 対局前の確認表と記録方法

対局前にそのまま読み上げられる三麻ルール確認文

設定を一続きの文章にすると、抜け漏れを見つけやすくなります。

「萬子の2~8は使いません。チーなし。北は抜きドラで、手牌でも使用できます。手牌に残した北は全員の役牌とします。ツモ損あり。35,000点持ち40,000点返し、ウマは+20・0・-20。本場は1本1,000点、ノーテン罰符は場3,000点。アガリ連荘、ダブロンあり、0点未満で飛びです」

三麻で確認したいルール完全チェックリスト

牌・鳴き

使用牌、萬子2~8、チー、赤ドラ、金牌。

北抜き、ドラ枚数、手牌使用、役牌扱い、ポン・カン、抜き後の嶺上、抜いた北へのロン、国士無双時の扱い。

点数

ツモ損、ツモ支払い方式、端数処理、本場、ノーテン罰符。

精算

持ち点、返し点、ウマ、オカ、箱下精算、祝儀。

進行

アガリ連荘、テンパイ連荘、飛び、アガリやめ、テンパイやめ、返り東・返り南。

和了・流局

ダブロン、頭ハネ、供託、途中流局、数え役満、ダブル役満、流し満貫、人和。

三麻の収支も四麻とは分けて管理する

三麻は持ち点、ウマ、ツモ損、祝儀の条件が四麻と異なります。金額収支を合算してしまうと、どちらの形式で成績が良いのか、どのルールが収支へ影響したのか分かりにくくなります。

四麻・三麻を分け、三麻同士でも主要ルールが異なる場合は別集計にするのが理想です。精算方法は三麻の収支計算・管理麻雀の収支計算で確認できます。

三麻のラス率は3位になった割合です。四麻の4位率とは分けて集計します。

参考にしたルールと資料

記事中の固有名詞を挙げた設定は各サービスの採用例であり、三麻全体の標準ルールではありません。